091.そろそろ、深呼吸が必要かも…

新学期が始まって2~3週間が経過したこの時期、お子さんの様子に変化はありませんか?
少し疲れが見えてきたり、朝の起床がつらそうだったり…。
実はこの時期、子どもたちは気づかないうちに緊張状態が続き、心身に影響が出始めています。

新学期の緊張や不安が続くこの時期、子どもたちは無意識のうちに:
– 呼吸が浅くなっている
– 時には息を止めていることもある
– 緊張で横隔膜が硬くなっている

これらが原因で「授業中ぼーっとする」「学校に行きたくない」などの反応が出てくることがあります。

子どもの様子の変化に気づいたら

お子さんが以下のような様子を見せたら、それは頑張りすぎのサインかもしれません:
– 朝起きられない
– 学校に行きたくないと言い出す
– 夜寝つきが悪い
– だるいと訴える
– 反抗的な態度を取る

このとき大切なのは、「もっと頑張れ」と促すことではなく、まず親自身が深呼吸をして心を落ち着かせることです。
そして「いっぱい頑張ってるんだね」と理解を示してあげましょう。

実践できる深呼吸の方法

親子で一緒に取り入れられる深呼吸の習慣をご紹介します:

1. 朝の出発前に一緒に深呼吸
「行ってらっしゃい」の前に、親子で一緒に大きく息を吸って吐く

2. 寝る前の深呼吸タイム
横になりながら、ゆっくり呼吸を意識する時間を作る

3. 背中をさすりながらの呼吸
「空気が入ってきたね」と声をかけながら、背中を優しくさする

4. 鼻呼吸を意識する
口呼吸ではなく、鼻から息を吸うことを意識させる

おまけ;親子の呼吸を合わせる効果

子どもは親と歩調を合わせたり、動きを真似したりすることを喜びます。
同じように呼吸を合わせることには、大きな癒し効果があります。
この時期は無理に頑張らせるのではなく、親子で心の力を抜く時間を作ることが大切です。

ゴールデンウィークを「なんとか頑張れば休める」というゴールにするのではなく、今この瞬間から少しずつ力を抜いて、親子ともに心と身体の調子を整えていきましょう。
深呼吸という小さな習慣が、子どもの心と身体の健康を支えることにつながりますよ♪

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090. 親が不安定になってない? -環境の変化と親の不安-

子育て中の保護者のみなさん、時に感じる「子どもが不安定になっている」という感覚について考えてみましょう。

実はこれ、親である私たち自身の不安が映し出されているケースがよくあります。

1. 親自身の無自覚な不安について
– 子どもは実際には不安定になっていないのに、親が「子どもが不安定」と感じるケースがある
– 一生懸命子どもを見ていると、自分の気持ちに気づきにくくなる

2. 不安の根源
– 子育ての不安の約8割は親自身の過去の経験が根底にある
– 「子育てが下手」「親失格」という捉え方ではなく、自分自身の不安と向き合うことが大切

3. 解決へヒント
– 過去の自分をねぎらう時間を持つ
– 子どもの力を信じる姿勢を持つ
– 社会や他者を信じる力を育む

4. 親の不安が子どもに与える影響
– 質問攻めや過度な心配は子どもに不安を伝染させる
– 特に年齢が低い子どもほど親の感情に影響されやすい
– 成長した子どもは「信じてもらえていない」と感じることも

5. やってみよう!
– 友人や配偶者との対話の時間を持つ
– 自分の気持ちを書き出してみる
– 自分の声を聞く機会を作る

新学期などの環境変化の時期こそ、子どもを信じ、自分自身の気持ちと向き合いましょう。それがお子さんの健やかな成長を支える大切な一歩となります。

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089.新しい環境と子どもの反応

新しい環境に対する子どもの反応と対処法についてお伝えします。
新しく、初めての場面のことを‘新奇場面’と言います。
大人にとっては大した変化に感じないことも、子どもにとってはガラリと変化するような体験になっていたりします。

同じ園舎・校舎でも、教室や担任、クラスメイトの顔ぶれが変わると、全く知らない環境と同じに感じたりします。

新年度に不安定になりやすいお子さんは、変化に敏感、いろんなことに気づく力があるということです。

不安や緊張を感じて当たり前。
ハイテンションになって当たり前。
普段と違う様子になっても、親が動揺する必要はありませんよ。

>子どもの新しい環境への反応
– 「初めてのこと」「よくわからないこと」「今までと違うこと」に直面するといつもと違う様子を見せがち
– 心も体も敏感に反応し、幼稚園や保育園に行きたがらなくなるなどの行動が見られる

>最近の子どもたち特有の‘不安’
– コロナ禍の影響で幼い時期を家族だけで過ごし、社会全体に不安や恐怖の雰囲気があった
– 何かしようとするたびに「触らない」「マスク」「消毒」などの制限がかかっていた経験がある
– 子ども特有の「飛び出す」「後先考えず行動する」といった姿が少なくなっている
– 「自分が安全かどうか」を確認するエネルギーが高くなっている

>子どもの不安への対処法
– 子どもは不安を感じると「安心・安全が確実なところにとどまる」(親にしがみつくなど)
– 親ができることは「大丈夫だよ」と安心・安全を伝え続けること
– 原因を探しすぎず、「変化に適応している途中」と理解する
– 背中をさする、腕をなでるなどのスキンシップが効果的
– 年少以上の子どもには「離れていても心はつながっている」と伝える
– 強く引き離したり背中を押しすぎたりすると逆効果

>気になる様子が長引くときは…学校・園との連携
– 担任の先生と情報共有することが重要
– 小学校1・2年生でも同様の状況が起こりうる
– 忙しすぎないかスケジュールを確認し、必要なら休養を取る
– 友達関係の橋渡しを担任の先生にサポートしてもらう

子どもが安心・安全を感じられる環境づくりを心がけることで、新しい環境への適応を助けることができますよ♪

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088.春ですね! 〜わくわく!憂鬱…人それぞれの春〜

春は新しいスタートの季節であり、人によって様々な感情が交錯する時期です。
子どもと大人では、春に対する受け止め方が大きく異なります。

発達段階による春の体験の違い
幼い子ども
– 純粋にワクワクし、エネルギッシュ
– 季節の変化や新しい環境への好奇心が強い

中学生
– 自律神経が不安定になり始める
– 新学期に対してネガティブな感情を持ち始める

大人
– 疲労感や億劫さを感じやすい
– 新学期の準備や生活の変化にストレスを感じる

東洋医学的観点からの春の過ごし方
– 春は体を休める大切な季節
– 貧血や痙攣、自律神経の乱れが起きやすい時期
– 無理をせず、ゆったりと過ごすことが重要

子育て中のあなたへのアドバイス
– スケジュールを詰め込みすぎない
– 公園などで子どもを外で遊ばせながら、自分も休息を取る
– 子どもの春の体験は将来の感情記憶に影響を与える

重要なポイント
– 春の疲労感は自然な生理的反応
– 自分を責めたり、完璧を求めたりしない
– 子どもと共に穏やかに季節を過ごすことが大切

春は新しい始まりであると同時に、身体的・心理的な調整が必要な季節であり、無理をせずゆったりと過ごすことが心の健康につながりますよ♪

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