思春期の子どもと過ごしていると、いろいろと注意したくなったり、しかめっ面になってしまったり…と保護者にとってもイライラ・息が詰まる…ストレスフルな状況になりやすいと思います。
それは子どもも同じこと。
しかし、子どもはまだまだストレスマネジメントが上手にはできません。
大人のように自由に時間やお金が使えません。
そんな状況でストレスからどう逃れるか…
多くの場合は引きこもるか逃げるか。
それをさらに追い込むと、子どもたちはどうしたらいいのかわからなくなって、大人の想像を超える行動をとることもあります。
リストカットやオーバードーズ(大量服薬)などは、最近の子どもたちの間で流行っている現実逃避の方法です。
この時期の子どもたちが抱え込んだストレスに対してどのように対応したら良いのかをお伝えします。
1. 思春期の特徴を理解しておく
– この時期の子どもは強い衝動性を持っており、これは単なる「我慢が足りない」という問題ではありません
– 子どもも親も、それぞれやり場のない気持ちを抱えやすい時期です
– 突発的な行動が起きやすく、慎重な対応が必要です
2. 子どもの「逃げ場」を確保する
– 家庭が安心できる逃げ場になることが理想的です
– 自室で過ごしたり、ペットと話したりできる環境を整えましょう
– 必ずしも家庭だけが逃げ場である必要はありません
– 安全な地域のコミュニティや学校などの居場所を把握しておくことが重要です
3. ルールの柔軟な見直し
– 子どもの成長に合わせてルールを調整することが大切です
– 例:小学6年生の時の門限が中学2年生には合わなくなることもあります
– 些細なルールの変更でも、子どもの安全や心の安定につながることがあります
4. 親自身のケアも重要
– 親も息抜きできる場所や時間を持ちましょう
– 家庭内で抱え込まず、必要に応じて:
– 学校に相談する
– 信頼できる親族に相談する
– 専門家に相談する
5. 具体的な対応のポイント
– 子どもが家庭内で感じている息苦しさの原因を探る
– 直接的な対話が難しい場合は、専門家などの助けを借りる
– スマホのルールやお小遣いなど、具体的な生活ルールを柔軟に見直す
– 子どもの行動を否定するのではなく、その背景にある気持ちを理解しようとする
大切なのは、この時期を親子で乗り越えるためのバランス感覚です。過度に厳しく制限するのではなく、かといって放任するのでもなく、子どもの成長に合わせて柔軟に対応していくことが重要です。
困ったときは、一人で抱え込まず、学校や専門家に相談することをためらわないでください。
思春期の子育ては多くの親が経験する共通の課題であり、専門家のサポートを受けることは当然のことです♪
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