061.子どもが学校(園)に行きたくないと言ったら;幼児〜低学年編

長期休みが明けると、元の生活に戻るのに時間がかかる子どももいます。「行きたくない」と言われると、親としては動揺してしまって、腫れ物に触るような対応になってしまったり、厳しく接した方がいいのか…と対応が揺らぎやすくなるのではないでしょうか?
年齢が低い子どもは、言っていることがそのままの意味で表現しているとは限りません。いろんな理由、いろんな関わり方があります。

1. 幼児から低学年の子どもが「学校や園に行きたくない」と言う場合:
– 多くの場合、単純に面倒くさいや体がだるいという気分が原因である可能性が高い。
– まずは体調を確認し、体を動かすアプローチが効果的。
– 小さい子どもは気分がころころ変わるので、親の表情一つで気持ちが変わることもある。

2. 体を動かすアプローチ:
– 朝からジャンプしたり、踊ったりして体を動かすと楽しくなる傾向がある。
– 心に訴えかけるよりも、体を動かすことで気分が変わりやすい。

3. 深刻な問題の見分け方:
– 恐怖で泣く、体が硬直する、異常なほど親にしがみつくなどの兆候がある場合は要注意。
– 悪夢を見て夜うなされるなども、何か問題がある可能性のサイン。

4. 子ども同士のトラブル:
– 子ども同士で解決している場合もあるので、親が過敏に反応しすぎないことが大切。
– 人間関係の学びの機会として捉え、一緒に成長していく姿勢が重要。

5. 学校・園との連携:
– 深刻な問題が疑われる場合は、先生や保護者と情報共有し、確認することが必要。

全体として、小さな子どもの「行きたくない」という訴えに対しては、まず体調を確認し、体を動かすアプローチを試してみましょう。また、親が過剰に心配せずに、子どもの成長の過程として捉える姿勢が大切です♪

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060.子どもの「やる気のなさ」の深掘り③からだ編

子どものやる気のなさについて、今回は「からだ」の観点から深く掘り下げます。
主なポイントは下の3つです。

1. 生活リズム:
– 規則正しい生活リズムを保つことが非常に重要!
– 一定のリズムを作ることで、体内時計が整い、子どもの体調変化に気づきやすくなります
– 例えば、普段と違う寝つきの悪さや目覚めの悪さなどは、体からのサインかもしれません
– 「いつも通り」の状態があることで、「いつもと違う」状態に気づきやすくなります

2. 食事:
– バランスの取れた栄養摂取が子どもの体力づくりに欠かせません
– 特に鉄分不足が最近の子どもたちの間で深刻な問題として指摘されています
– ご飯を中心に、様々なおかずをバランスよく提供することが大切
– コンビニ弁当やインスタント食品、揚げ物などの加工食品は控えめにすることを推奨します
– 食材自体の栄養価が昔より低下しているため、必要に応じて鉄分入りのおやつや飲み物、サプリメントの利用も検討するとよいでしょう

3. 運動:
– 現代の子どもたちは全体的に運動不足傾向にあります
– スポーツのような集中的な運動も良いですが、日常生活の中での継続的な運動がより重要です
– 歩く、掃除をする(例:雑巾がけ)など、特に下半身を使う運動がお勧め
– 下半身の筋肉を動かすことで「ノルアドレナリン」というやる気を促すホルモンが分泌されます
– 運動不足は「だるさ」や「億劫さ」を引き起こし、悪循環に陥りやすいので注意が必要です
– 発達が緩やかな子どもや運動が苦手な子どもでも、少しずつ体を動かす習慣を作りましょう

子どもの「やる気」を引き出すためには、エネルギーに満ちた元気で健康な体がまず大事です。
子どもが自分の体を管理できるようになるのは、大学生…いえ、30代になるころでしょうか…。
親にできる最大のサポートは‘子どもの体調や生活習慣に気を配り、適切にサポートすること’と言うことができるかもしれません。

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059.子どもの「やる気のなさ」の深掘り② 脳の発達編

まずは、子どもの脳と「やる気」について…
子どもは、脳を完成させた状態で生まれてくるのではなく、生まれてからの経験で脳が育っていきます。
なので、子育てとは「脳育て」とも言えます。
だからこそ忘れてはいけないことは
– 子どもの脳は大人と違って、まだ完全には育っていない
– 脳の中の「考える部分」と「感じる部分」がうまくつながっていない
イラっとしたときに思い出してください

「脳育て」を考えた時、 今どきの子育て環境はリスクがいっぱいなんです
– 最近は、外で遊ぶより、テレビやタブレットを見る機会が多くなっている
– そのため、子どもたちは頭ではいろいろ知っていても、実際に体験したことが少ない

知識がたくさんあることはいいことのようですが、知っていることと実際にできることは違います。
– 例えば、虫の名前は知っているけど、本物を見ると触れない。
– 野菜の名前は言えるけど、畑仕事は嫌がる。
– こんな風に、知識はあっても実際の体験が足りないことがあります。

「脳育て」で大事なのは体験すること。
– 体で覚えたことは、頭で覚えただけのことより長く記憶に残ります。
– 3〜4歳くらいと、小学校に入る頃に、脳が整理整頓をします。この時、体験していないことは忘れやすくなります。

「やる気」と脳のつながり:
– 「やる気」は、心が動いて体が動くことで生まれる
– 脳の「考える部分」と「感じる部分」がうまくつながっていないと、やる気が出にくい

我が子がいろんなことにチャレンジしてくれない…と悩まれる保護者は少なくないです…
親としてどうすればいいでしょう?
– 子どもの行動をよく見て、何が足りないか考えてみましょう
– 実際に体を動かしたり、五感を使って体験する機会を増やしましょう
– 日々の生活の中で、子どもの脳の成長を意識しながら接することで、子どものやる気を引き出せる可能性があります

大切なのは、子どものペースを尊重しながら、楽しく体験できる機会を作ることです。焦らず、子どもと一緒に成長していく気持ちで接していきましょう。

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058.子どもの「やる気のなさ」の深掘り①エリクソン理論編

エリクソンの発達理論から「やる気のなさ」について深掘ってみました!
‘答えのない問い’へのマミリア的仮説と思って聞いてください♪

1. エリクソンの発達理論からみた「やる気」について:
– 乳児期: 安心・信頼の獲得
– 幼児期前期: 自立・自己コントロール力の発達
– 幼児期後期: 積極性・主体性の発達(やる気に関連)
やる気に関わるテーマにたどり着くまでに2つの段階があるのです…

2. 現在の子どもたちのやる気のなさは、幼児期後期の課題に取り組む前の段階にヒントがあるのかも?

3. コロナ禍で生まれ育った子どもたちの特殊な環境について言及:
– 社会全体の不安な雰囲気
– 限られた人との接点
– 静かに過ごすことを強いられる環境

4. 子どもたちが自己表現や他者との交流を十分に経験できていない可能性があるのでは?

5. 解決策として、子どもの年齢に関わらず、乳幼児期の発達課題に立ち返って取り組むことが重要!

6. 親としてできることは…
子どもの「嫌だ」という態度を単なるわがままではなく、自己コントロールを学ぶ機会として捉えてみましょう

7. 子どものやる気を育てるためには…
まず安心感や自立の基盤を確認し、必要に応じて補強することが大切!

乳幼児期で獲得できる力は、その後の成長に大きく影響することが「やる気」というキーワードでも確認できたのではないでしょうか…

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