044.Leina A Kamada 【シリーズ 人間関係の発達 総まとめ】質問コーナー

前回の恋愛パターンの深ぼりときょうだい間の扱いの違いについて、質問にお答えしています。

<恋愛関係に見られやすい各段階の特徴>
1. 恋愛の初めの頃は、自分の世界に閉じこもりがちで、喧嘩をするとなかなか許せない時期です。これは赤ちゃんの頃、まだ外の世界に気づいていない時と似ています。

2. 次に、お互いに一心同体になりたがる”2人きりの世界”があります。この時、女性の方が男性に気持ちを共有してほしがる傾向があります。

3. しばらくすると、お互いに別の人とも付き合いたくなる”母子分離期”が来ます。そうするとお互いを束縛したり、嫉妬したりしがちです。

4. その後、お互いを認め合い、自立した二人でいられるようになります。でも一時的に、相手を自分から離そうとする行動(別れを匂わせるなど)が出ます。

5. 最終的には、しばらく会えなくても大丈夫な安心感が生まれます。

<きょうだいの扱い方について>
子育ての場合、きょうだいで扱いが少し違うのは避けられません。でも、親が一人一人の個性を認めることが大切です。そして‘子どもと自分は別物である’ことを忘れないように!

このように、赤ちゃんの発達段階と恋愛の過程には似たところがあり、その過程を理解すれば上手に恋愛関係・親子関係を築けるかもしれませんね♪

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043.【シリーズ 人間関係の発達 番外編】マーラー理論の超応用 〜男女の違い・恋愛関係のパターン〜

マーラーの理論を子どもの発達として解説してきましたが、大人にももちろん関係する内容で…

大人同士がどのように関係性を育んでいくのかという流れの中で、これまでこの理論で触れた内容がいろんな場面で見えてきます。

なぜ共通の趣味を見つけようとするの?
なぜ遠距離恋愛が続かないの?
なぜ彼は私のことをわかってくれようとしないの?
…などなど…

今日の内容はマミリア的解釈としてお聞きください!

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042.【シリーズ 人間関係の発達 その⑩】各発達段階で力を獲得しそびれてたらどうなる?パート④(心の中にママがいないままだったら…)

マーラーの理論の最後の段階は、お母さんがそばにいなくても、心の中にお母さんのイメージを持つことができるようになることです。

物理的に母親が不在でも、精神的には母親と一体化した感覚を持てるようになります。
この感覚を獲得できないと、人間関係での自立が難しくなる可能性があります。

この大事な感覚を獲得するために、親として大事なこととは…
それは、親の情緒面が成熟していること…(ドキ!グサ!!)

子どもは怒った母と優しい母は別人のように体験しています。
この2人の母親が1人の人だとわかることが、発達の大きなステップになります。

怒ったら怒ったまま、不機嫌のまま。
子どもが機嫌を取ることで、元に戻る…

これでは親の顔を気にする子になってしまい、判断基準が‘親の機嫌’になります。

大人は、自分の機嫌は自分で取りましょう。
感情的になることは悪いことではないです。
その後が大事。伝えることを伝えたら、元に戻る。
怖い思いをさせてしまったのなら「ごめんね」と伝えていいのです。
「それだけ大事なことだったの」と、次の伝え方を考えればいいのです。
やり場のない気持ちは、子育て仲間に話しましょう。
愚痴ってもいい。その相手は‘我が子’ではありません。

「子育ては修行」と言われる理由はここらへんにありますかね…

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041.【シリーズ 人間関係の発達 その⑨】各発達段階で力を獲得しそびれてたらどうなる?パート③(2人で1人を経験できていなかったら…)

2人で1人の体験は、後の‘共感性‘に大きく関わります。
この世界観を‘十分に体験できていない‘ことも心配ですが、どっぷりハマったまま抜け出せていないことも心配です。

今回は、この時期の体験不足の影響と、この時期に留まってしまうことの影響に触れています。

[体験の不足]
– 乳児期に”2人で1人”の体験(母親との強い一体感と共感)ができないと、後に共感性が育ちにくくなる
– 小学生期にその課題が残っていると、他者の意見を受け入れられず、排他的集団を作りがちになる(いじめの発生等)
[ハマったまま]
-他者との違いを認められなくなるリスクがある

子どもにとって‘気持ちをわかってもらう体験‘は非常に重要で欠かすことのできないことですが、
同時に”あなたはあなた、私は私”と互いを尊重し合う関係を育てることが大切です。

発達の適切な時期にそれぞれの課題を乗り越えることが、健全な人間関係を培う上で不可欠…
どの発達段階も飛び越すことのできない大事な取り組みがあるんです♪

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040.【シリーズ 人間関係の発達 その⑧】各発達段階で力を獲得しそびれてたらどうなる?パート②(‘世界‘に気づかないままだったら…)

マーラーの理論の一番最初の時期は「世界に気づく」ことがテーマでした。

今回は、この時期のやり取りで得られるはずの力が獲得できていなかったらどうなるのか…を解説しています。

この時期に、もしママやパパと上手くつながれなかったら、将来大きな問題が起こる可能性があります。例えば、人と関わるのが苦手になったり、部屋から出られなくなる「引きこもり」になったりするかもしれません。それは、赤ちゃんの頃に「世界は安全」と学べなかったからです。

でも、時々一人になりたくなるのは当たり前のことです。この現象もこの時期の体験の名残りです。落ち着きたい時に部屋に こもるのは構いません。問題は、ずっとそうしていると、誰かに助けを求められなくなることです。

なので、ママやパパなどの身近な大人は、子どもがいつでも助けを求められる関係を作ることが大切なのです。そうすれば、子どもは「世界は安全」と学べるからです。

‘苦しい時に人と繋がる力’は親から子どもに伝えられるギフトなんです♪

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