098.父親の役割

父親の役割について…母親と父親とでは、役割が異なります。
なので、パパは‘ママのように’頑張らなくてもOKです!

母親の役割
– 子どもの辛い気持ちをまるっと受け止める
– 心地よい状態に変えてあげる
– 安心・安定を提供する

父親の役割
– 社会性を教える
– 子どもが悪いことをした時に「それでもあなたが悪かった」と伝える
– 遊びの達人として刺激を与える

2〜3歳頃から重要になる父親の出番
-子どもが社会性を学ぶ時期になると、母親だけでは限界が…
-子どもが悪いことをして悲しい顔をしていると、母親は共感して一緒に辛くなってしまいがち…
-そこで父親が登場!「それでも君が悪かった」と社会のルールを教える役割を

理想的な連携の仕方
父親:社会性を教え、時には厳しく接する
母親:その後で子どもの気持ちを受け止める
例えば…パパが叱った後「パパの言うことは分かったね。謝れたあなたは偉かったね」と声をかける

<よくある問題と解決策>
最近は優しいパパが多く、役割が逆転することも
– パパが甘やかし、ママが叱り役になってしまう
– これでは子どもに良い影響を与えません

解決策:夫婦で足並みを揃える
– 話し合って役割分担を明確にする
– ママの考えを汲んだ行動をパパに取ってもらう

父親ならではの良さ
– 遊び相手として最適(ちょっと危なっかしい抱っこや高い高いなど)
– 子どもにとって刺激的で面白い存在
– 時にはママと一緒に怒られる仲間にもなる

母親は「安心・安定」、父親は「社会性・刺激」を担当し、お互いが補完し合うことで子どもはバランス良く成長できます。
何より、父親が母親の思いを汲んだ行動を取ってくれるといいですね♪

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097.母親の役割

言葉の育み方でも触れたように、子どもは大人との交流を通していろんなことを学び吸収していきます。
子どもにとって、最も近く、最も長い時間一緒にいるのがお母さんではないでしょうか?子どもにとってお母さんってどんな存在なんでしょ⁇
今日は「お母さん」について深掘っていきます

お母さんの得意なこと
*気持ちを読み取るのが上手*
– 子どもが何も言わなくても、なんとなく「あ、この子今不安なんだな」って分かる
– 泣いている赤ちゃんを抱っこすると、お父さんより早く落ち着かせられる
– 子どもは困った時、自然とお母さんを求める

働くママの悩みについて
*仕事脳から子育て脳への切り替えが大変*
– 仕事では「なぜ?どうして?」と考える頭を使う
– 子育てでは「とりあえず抱きしめる」みたいな感覚が大事
– この切り替えができずに「私、子育て向いてない」と思ってしまうママが多い

*解決方法*
– 音楽を聞いたり、マッサージしたり、自然の中を散歩したりして、リラックスする時間を作る
– 「考える」より「感じる」ことを大切にする

「そのまま受け入れる」ことの大切さ
*特に小さい子どもには重要*
– 「なんでそんなことするの!」と叱るより、まず「そうだったんだね」と受け止める
– 7歳くらいまでの子どもは、正論より「分かってもらえた」という安心感が必要

気をつけること
*甘やかしすぎは要注意*
– 何でも「大丈夫、大丈夫」と許しすぎると、子どもの大事な学びの機会を逃すことも
– 悪いことをした時は、気持ちは受け止めつつも、きちんと教える必要がある
– ここでお父さんの客観的な視点が大切

子育てに悩むお母さんは「自分はダメな母親だ」と思わず、「今まで使ってなかった‘母親としての感覚’を育てているところなんだ」と考えてみましょう♪
自分を責めるのはもうおしまい!

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096.ことばの育み方

ことばの習得は、子どもが勝手に伸ばしていくのではなく、周りにいる大人と一緒に言葉の使い方を学んでいきます。
どんなふうに言葉を紡いでいるのか、段階的にお伝えします。

0-2歳頃まで:感情を作る時期
– 子どもは自分の感情をまだ理解していない
– 大人の声かけによって子どもは自分の感情に気づく
– 転んだ時などに、大人が「痛かったね」と声をかけることで、子どもは痛みという感情を学ぶ
– ポジティブな声かけ(「強かったね」「頑張ったね」)を心がけることで、前向きな子どもに育つ
– この時期は大人がクイズ感覚で「お腹すいたの?」「飽きちゃった?」など想像して声をかけるのが良い

2歳以降(いやいや期):自分に気づく時期
– 子どもが自分の意思を持ち始める
– 大人が正解を押し付けるのではなく、「嫌だったのね、じゃあどうしたいの?」と子ども自身に答えを見つけさせる

2-3歳:現実と空想の境界が曖昧な時期
– 7歳までは現実的思考が難しい
– 変なことを言っても「面白いこと言うね」「面白いこと思いついたね」と受け入れる
– 否定せずに「それでそれで」と話を引き出す

年中・年長・小学校低学年:思考が活発な時期
– クイズやしりとりで語彙を増やす
– 遊びを通して言葉を学ばせる

全年齢共通:読み聞かせの重要性
– 年齢が低い時は絵を見てストーリーを作る
– 年長以降は文字を読むことも一緒に行う

子どもの言葉の発達は日常の関わりの中で育まれるため、親も楽しみながらチャレンジすることが大切ですよ♪

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095.気持ちを言葉にできるメリット

子どもの「気持ちを言葉にする力」を育てるメリットとサポート方法
子どもが自分の気持ちを言葉で表現できるようになると、子育てがぐっと楽になります。主なメリットとしては…

1.子どもの問題行動の減少
– 子どもが自分の状態を言葉で表現できないと、行動でサインを出すことある
– 不登校傾向などは、言葉で説明できない心情を行動で示している場合も
– 気持ちを言葉にできると、その代わりの問題行動が減る

2. 子どもの自己解決力の向上
– 言葉が増えることで、自分の頭の中で考えられるようになる
– 困ったことがあっても、自分で整理して解決できる力が育つ
– 「レジリエンス(ストレス耐性)」が高まる

3. 親子の相互理解の深まり
– 子どもが自分の気持ちを理解できると、親の気持ちも理解できるようになる
– お互いを理解し合えることで、落ち着いた関係が築ける

実践のポイント
1.年齢に合わせたサポート
– 幼児期は、大人が丁寧に言葉を聞き取り、整理を手伝うことが大切
– 小学生以降は、自分で考え解決する力につながっていく

2.親子で一緒に練習する姿勢
– 親だからといって上手なわけではないことを認める
– 「ママも苦手だから一緒に練習しよう」というスタンスで

3.親自身も気持ちを言葉にする
– 「あなたが怒っているのを見ると、ママは心配になる」など
– 親が自分の気持ちを表現することが子どものモデルになる

子どもの気持ちを言葉にするサポートは、親子にとって大きなメリットがあります。まずは親子で一緒に、気持ちを言葉にする練習から始めてみましょう。
すぐに上手くいかなくても、「今からでも遅くない」ので安心して取り組んでください​​​​​​​​​​​​​​​♪

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094.気持ちを言葉にできていますか?

子どもが自分の気持ちを言葉で表現できるようになることは、健全な感情発達において非常に重要です。感情を言葉にできない子どもは:

– 自分の感情をコントロールすることが難しくなる
– 欲求不満を感じると、癇癪や問題行動として表れやすくなる
– 他者からの言葉による誘導に影響されやすくなる場合がある

子どもの言語発達において最も重要なのは、「感覚と言葉をつなぐ」ことです。
感覚と言葉をつなぐことが、言語化の始まりです。

1. 赤ちゃん期:感覚の世界
– 赤ちゃんは言葉のない世界で、感覚を通して世界を知っていきます
– 暑い、寒い、痛い、心地よいなどの体感が彼らの世界観の基盤になります

2. 大人の役割:感覚に言葉を与える
– 赤ちゃんが泣いたとき、単に「泣いた泣いた」と言うのではなく
– 「お腹すいたのかな?」「おしっこ出たのかな?」など、赤ちゃんが感じているであろう感覚に言葉を当てていく
– これが独り言のようでもOK。赤ちゃんはしっかり聞いています!

興味深いのは、言葉をたくさん話せることと、自分の感覚を言葉で表現できることは別だということです。

– 言葉をたくさん知っていても、それが自分の感覚とつながっていなければ表現としては不十分
– 難しい話についていける「賢い子」でも、「お腹がすいた」「眠い」という基本的な自分の状態を表現できない場合がある
– このようなとき、子どもは言葉の代わりに癇癪などの行動で表現しようとする

保護者ができることは…

1. 感覚と言葉をつなぐお手伝いをする
– 子どもの様子を観察し、「疲れているのかな?」「怒っているのかな?」など感情を言葉で表現してあげましょう
– これは乳児期から始められます

2.子どもの感情に名前をつける
– 「今、悲しそうだね」「嬉しいときはそんな顔をするんだね」など、子どもの感情状態に言葉を与えましょう
– これによって子どもは自分の感情を認識し、表現する語彙を獲得していきます

3. 自分自身も感情を言葉にする
– 「ママ/パパは今、嬉しいよ」「ちょっと疲れているから、少し休みたいな」など
– 大人が感情を適切に表現する姿を見せることも大切です

子どもが自分の気持ちを言葉で表現できるようになることは、単なるコミュニケーション能力だけでなく、心の健康と自己コントロールの基盤となります。感情を言葉にできない子どもは、成長して問題に直面したとき、適切に対処する術を持たないことがあります。

乳幼児期からの「感覚と言葉のつながり」を大切にし、子どもの感情表現を支えていくことで、子どもは健全な自己表現の能力を身につけていくでしょう。

子育ては長い道のりですが、今日からでも始められるこの「感情の言語化」のお手伝いは、子どもの将来にとって大きな贈り物です♪

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093.「普通の生活」に戻りましょう

長期休み明けに子どもが「学校に行きたくない」と言い出すことは珍しくありません。特にゴールデンウィーク明けは不登校傾向が出やすい時期と言われています。どのように対応すればよいか、ポイントをお伝えします。

なぜ子どもは長期休み明けに気持ちが乗らないのか

1. リズムのリセット:
4月に新学期が始まり、やっと学校生活に慣れてきた頃に長期休みが入ります。これによって生活リズムがリセットされてしまいます。

2. 刺激と日常のギャップ:
休み中は楽しい予定や刺激的な体験が多くあります。それに比べて日常生活は刺激が少なく、「地味」に感じられます。

3. 不安感:
再び学校に戻ることで「お友達とうまくやれるかな」「勉強についていけるかな」という不安を感じることもあります。

保護者としての対応のポイント

1. 淡々とした日常を大切に

* 長期休み明けは「リセット」と考え、新学期がここから再スタートというつもりで過ごしましょう
* 普通の生活のルーティンを作り直すことが大切です
* 毎日が楽しくなくても良いと認めてあげましょう

2. 刺激よりも安定を

* 子どもが元気がないからといって、特別なご褒美や刺激的な体験を用意する必要はありません
* 「今日も頑張ったね、明日も起きようね」という日常を淡々と過ごすことが安心感につながります
* 刺激を与え続けると、子どもの要求はどんどん大きくなってしまいます

3. 丁寧に日常を聞き取る

* 時間割や授業内容、給食のメニューなど、学校での出来事を丁寧に聞いてあげましょう
* 子どもの不安を感じ取り、共感してあげることが大切です
* 日常の小さな話題に耳を傾けることで、子どもは安心感を得られます

大切なこと

子どもには刺激よりも「淡々と日々を過ごす満足感」を身につける力が必要です。これは一人でいる力や想像力、自立心にもつながっていきます。保護者が常に子どもを楽しませる必要はありません。

肩の力を抜いて、普通の生活に戻る手助けをしてあげましょう!
子育ては完璧を目指すものではなく、一緒に成長していくプロセスです♪

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092.さぁ、休暇・休息を楽しもう!

まずは休暇と休息の違いを見てみましょう。長期のお休みを休暇と捉えるか休息と捉えるか…で、心持も変わってきますよ!
休暇:公式・公的なお休みで、日常から非日常へ移行する社会的な意味を持つ
休息:疲れを癒すなど個人的な要因によるもの、心身のリフレッシュが目的

子どもの視点で考える休みの過ごし方

1. 子どもにもスケジュールを共有する
– 子どもは大人が思うよりも理解力がある
– 小さなお子さんでもカレンダーを見せながら「赤い日はお休み」と説明するとわかる
– 「今日はここで、この日に保育園がまたある」など具体的に伝える
– 予定を伝えることは「子どもが自分で心に見通しを持つ練習」になる
– 堅苦しくなく「楽しみだね」という気持ちでカレンダーを一緒に眺める程度でOK

2. 年齢に応じた休みの意味の違いを認識する
– 年齢が上がるにつれて、「休暇」の概念(日常から離れる)が強くなる
– 学校生活が大変だった子は「学校の話はしないで欲しい」と思うことも
– 一方で「また学校が始まる」と不安に感じる子もいる
– それぞれのタイプに合わせた声かけが必要

3. 休息の時間を確保する
– テーマパークなど楽しい予定を詰め込みたくなるが、余裕を持たせる
– 「連休のパンパン予定は入れない方が連休明けがマイルド」になる
– 特に4月から頑張ってきた子どもには十分な休息が必要
– 休みの日にも子どもの意見を聞く「この日は予定がないけど、何がしたい?」

4. 学習のつまずきをフォローするチャンス
– 大人は「休みの間に挽回させたい」と思いがちだが、アプローチが大切
– まずは「学校頑張ったね」と労い、リラックスした雰囲気を作る
– 子どもから「算数わからない」などと言い出したタイミングを活かす
– 「どこが難しかった?見せてみて」と圧力をかけずに対応
– 「お休みの間にやるって偉い」「これで挽回できたね」と前向きな声かけを

連休の意義を考える
– 単に「日常を忘れる」だけでなく、「戻るべき場所の疲れを癒す」時間
– 何か引っかかりがあれば、それをほぐしておく良い機会
– 元気な状態で日常生活に戻れるよう準備する
– 特に連休明けの6月は長く休みが少ないので、この時期の休息が大切

子どもの不安や疲れに寄り添いながら、親子で見通しを持ち、心身ともにリフレッシュできる休暇を過ごすことで、連休明けもスムーズに日常に戻れるでしょう。子どもにとっても大人にとっても、心の力を抜いて楽しめる休日を大切にしてください​​​​​​​​​​​​​​​♪

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091.そろそろ、深呼吸が必要かも…

新学期が始まって2~3週間が経過したこの時期、お子さんの様子に変化はありませんか?
少し疲れが見えてきたり、朝の起床がつらそうだったり…。
実はこの時期、子どもたちは気づかないうちに緊張状態が続き、心身に影響が出始めています。

新学期の緊張や不安が続くこの時期、子どもたちは無意識のうちに:
– 呼吸が浅くなっている
– 時には息を止めていることもある
– 緊張で横隔膜が硬くなっている

これらが原因で「授業中ぼーっとする」「学校に行きたくない」などの反応が出てくることがあります。

子どもの様子の変化に気づいたら

お子さんが以下のような様子を見せたら、それは頑張りすぎのサインかもしれません:
– 朝起きられない
– 学校に行きたくないと言い出す
– 夜寝つきが悪い
– だるいと訴える
– 反抗的な態度を取る

このとき大切なのは、「もっと頑張れ」と促すことではなく、まず親自身が深呼吸をして心を落ち着かせることです。
そして「いっぱい頑張ってるんだね」と理解を示してあげましょう。

実践できる深呼吸の方法

親子で一緒に取り入れられる深呼吸の習慣をご紹介します:

1. 朝の出発前に一緒に深呼吸
「行ってらっしゃい」の前に、親子で一緒に大きく息を吸って吐く

2. 寝る前の深呼吸タイム
横になりながら、ゆっくり呼吸を意識する時間を作る

3. 背中をさすりながらの呼吸
「空気が入ってきたね」と声をかけながら、背中を優しくさする

4. 鼻呼吸を意識する
口呼吸ではなく、鼻から息を吸うことを意識させる

おまけ;親子の呼吸を合わせる効果

子どもは親と歩調を合わせたり、動きを真似したりすることを喜びます。
同じように呼吸を合わせることには、大きな癒し効果があります。
この時期は無理に頑張らせるのではなく、親子で心の力を抜く時間を作ることが大切です。

ゴールデンウィークを「なんとか頑張れば休める」というゴールにするのではなく、今この瞬間から少しずつ力を抜いて、親子ともに心と身体の調子を整えていきましょう。
深呼吸という小さな習慣が、子どもの心と身体の健康を支えることにつながりますよ♪

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090. 親が不安定になってない? -環境の変化と親の不安-

子育て中の保護者のみなさん、時に感じる「子どもが不安定になっている」という感覚について考えてみましょう。

実はこれ、親である私たち自身の不安が映し出されているケースがよくあります。

1. 親自身の無自覚な不安について
– 子どもは実際には不安定になっていないのに、親が「子どもが不安定」と感じるケースがある
– 一生懸命子どもを見ていると、自分の気持ちに気づきにくくなる

2. 不安の根源
– 子育ての不安の約8割は親自身の過去の経験が根底にある
– 「子育てが下手」「親失格」という捉え方ではなく、自分自身の不安と向き合うことが大切

3. 解決へヒント
– 過去の自分をねぎらう時間を持つ
– 子どもの力を信じる姿勢を持つ
– 社会や他者を信じる力を育む

4. 親の不安が子どもに与える影響
– 質問攻めや過度な心配は子どもに不安を伝染させる
– 特に年齢が低い子どもほど親の感情に影響されやすい
– 成長した子どもは「信じてもらえていない」と感じることも

5. やってみよう!
– 友人や配偶者との対話の時間を持つ
– 自分の気持ちを書き出してみる
– 自分の声を聞く機会を作る

新学期などの環境変化の時期こそ、子どもを信じ、自分自身の気持ちと向き合いましょう。それがお子さんの健やかな成長を支える大切な一歩となります。

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089.新しい環境と子どもの反応

新しい環境に対する子どもの反応と対処法についてお伝えします。
新しく、初めての場面のことを‘新奇場面’と言います。
大人にとっては大した変化に感じないことも、子どもにとってはガラリと変化するような体験になっていたりします。

同じ園舎・校舎でも、教室や担任、クラスメイトの顔ぶれが変わると、全く知らない環境と同じに感じたりします。

新年度に不安定になりやすいお子さんは、変化に敏感、いろんなことに気づく力があるということです。

不安や緊張を感じて当たり前。
ハイテンションになって当たり前。
普段と違う様子になっても、親が動揺する必要はありませんよ。

>子どもの新しい環境への反応
– 「初めてのこと」「よくわからないこと」「今までと違うこと」に直面するといつもと違う様子を見せがち
– 心も体も敏感に反応し、幼稚園や保育園に行きたがらなくなるなどの行動が見られる

>最近の子どもたち特有の‘不安’
– コロナ禍の影響で幼い時期を家族だけで過ごし、社会全体に不安や恐怖の雰囲気があった
– 何かしようとするたびに「触らない」「マスク」「消毒」などの制限がかかっていた経験がある
– 子ども特有の「飛び出す」「後先考えず行動する」といった姿が少なくなっている
– 「自分が安全かどうか」を確認するエネルギーが高くなっている

>子どもの不安への対処法
– 子どもは不安を感じると「安心・安全が確実なところにとどまる」(親にしがみつくなど)
– 親ができることは「大丈夫だよ」と安心・安全を伝え続けること
– 原因を探しすぎず、「変化に適応している途中」と理解する
– 背中をさする、腕をなでるなどのスキンシップが効果的
– 年少以上の子どもには「離れていても心はつながっている」と伝える
– 強く引き離したり背中を押しすぎたりすると逆効果

>気になる様子が長引くときは…学校・園との連携
– 担任の先生と情報共有することが重要
– 小学校1・2年生でも同様の状況が起こりうる
– 忙しすぎないかスケジュールを確認し、必要なら休養を取る
– 友達関係の橋渡しを担任の先生にサポートしてもらう

子どもが安心・安全を感じられる環境づくりを心がけることで、新しい環境への適応を助けることができますよ♪

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